商品を紹介するときやお客様にアピールしたいときに年賀状を使ったことはありますか?「SNSやインターネットが主流のこの時代に?」と思われる営業マンさんもいらっしゃるかもしれませんね。
でも、この時代だからこそ、“ハガキ”というツールがうまく使えばとてもインパクトを与えるアイテムになるのです。
営業する立場に立つと、手軽なSNSやメール、不特定多数に発信できるホームページは簡単・便利ですが、お客様との立場になってみるとどうですか?そんな視点から考えてみるとハガキの重要性が見えてきませんか?
そこで、年賀状ならどのようにお客様の心をつかめるのか、文例とともに見ていきましょう。
何かを伝えようとするとき、皆さんはまず何を思い浮かべるでしょうか。SNSやメールで送信することがほとんどのこの時代、ハガキの必要性を考えたことはありますか?
日常で関わることが少なくなったハガキですが、営業マンにとって、お客様との良いコミュニケーションツールとなるのをご存知でしたか?
「今の時代にハガキなんて流行らないし、SNSの方がたくさんの人に見てもらえる」と思うでしょう。でもここで一旦立ち止まって、お客様の立場に立って考えてみましょう。
セールスメールというのは本当によく送られてきます。何十通も受信されている方もいらっしゃるかと思いますが、皆さんは1つ1つに目を通していますか?
「またセールスか…」と開封もせずにスルーしてはいませんか?あなたがメールを送ったお客様もきっと同じです。それでは、せっかく送った内容も無駄になってしまいますよね。いくら有益な情報やお得な情報があるとしても、見てもらえなくてはなんの意味もありません。
そのような状況で、メールだけを営業活動の手段としてしまってよいのでしょうか?
そこで、“ハガキ”の出番なのです。
ハガキが届いたら、まずはどこから届いたのだろうとチェックしますよね。そして内容も確認することでしょう。目を通してもらえれば、営業の第一歩としては成功です。見てもらわないことには、商品を知ってももらえません。まずは見てもらうことが大切ですね。
つまり、実はSNSよりもお客様の目に留まりやすいのが“ハガキ”なのです。SNSに比べると少し手間がかかってしまうために億劫になってしまうかもしれませんが、お客様の目に留まるか留まらないかでは大きな違いがあります。
ただ、一概にハガキといっても、何もない時に送ったところで、ちらっと見ただけで捨ててしまわれる可能性もあります。
皆さんが一番しっかり確認するハガキは何ですか?
やはり“年賀状”として受けとるハガキではないでしょうか。言い換えると、年賀状はお客様に目を通してもらいやすく、心をつかむ可能性の高いツールだと言えるのではないでしょうか。
年賀状を出すと決めたところで、お客様にちゃんとハガキを見てもらわないと、心をつかむことはできません。
まずはお客様の心をつかむ4つのハガキ活用術をマスターしましょう。
セールスのハガキというのは印刷がほとんどでしょう。そんな中に手書きのものがあったら目を引きませんか?手を止めて一度は見てしまいますよね。
活字ばかりのハガキの中に手書きの文字があると、人はちょっとした違和感を覚えるものです。多少字が下手でもいいんです。達筆ならなおさら手書きにすべきです。たくさんあるハガキの中から「んっ?」と思わせ、手を止めてもらえばこちらのものです。
この記事の後半に、読んでもらいやすい文字の書き方についてのポイントを紹介していますので参考にしてくださいね。
年賀状を、ただ“商品を宣伝するツール”としてではなく、お客様との“信頼関係を築くツール”と考えてみましょう。
自分に置き換えて考えてみてください。何か商品を買おうとするとき、誰が送ったのかわからないようなものよりも、よく知っている人から届いたハガキに書かれていた商品の方が、印象に残っていたり購入意欲が増したりしませんか?
“特別感”というと理解しづらいかもしれませんが、お客様の心を開くポイントの1つともいえる重要なテクニックです。
例えば、以前宿泊した旅館から「いかがでしたか?またお会いできることを楽しみにしております。」なんていうハガキが届くと、私だけのために書いてくれたんだと嬉しい気持ちになりませんか?
そんな“私にだけ”というような特別感が大切なのです。
言うまでもないことですが、住所がわからなければ年賀状を送ることはできません。自然と聞き出せる業種であれば、ハガキを送ることは可能ですよね。
他にも様々な職種・業種がありますが、せっかく手に入れた情報はうまく活用していきたいですよね。
以上の4つのハガキ活用術を駆使して、まずは手に取って見てもらえる年賀状を送り、お客様の心をつかむことができるように信頼関係を作っていきましょう。
さて、ここまででハガキがお客様の心をつかむツールになるということは理解していただけたと思います。
次は書き方について考えていきましょう。どんなふうに書いたらいいのでしょうか?
心をつかむことのできる書き方…実はそれにも4つのポイントがあるのです。
あなたはハガキを受け取ったら、まずどんな所を見ますか?文章をいちいち読んでいますか?
文章を書くのが苦手な方は多いかもしれませんが、そんなことを気にする必要はありません。
ハガキにみっちり文章を書いたとして、それを読んでもらえるかどうかというといささか疑問です。文字が多すぎると、うんざりしてかえって読んでもらえない可能性があります。
それよりもパッと見て、目に飛び込んでくる「つかみ」があるかどうかの方が重要です。
掴みの言葉を意識することで、手に取った人の目に飛び込んで見てもらえるようになるのです。
また、ことばだけでなく、店長・スタッフの写真を入れたり、似顔絵を入れて「顔の見える年賀状」を作るのも一案です。
⇒「お客様への年賀状」で写真入り年賀状を作ってみてください!
売り込みメインの内容は読んでいてもすぐに飽きてしまいます。その商品の購入意欲がなければ、そうなるのは明らかです。もちろんセールスしたい内容があるのはわかりますが、それだけではお客様の心には届きません。
重要なのは「信頼関係」です。ハガキは中身よりも送ることに意味があるのです。“○○さんからハガキが届く”という事実が、少しずつ信頼関係に繋がっていくものです。
売り込みたい気持ちをぐっと抑えて、挨拶や印象に残るもの1つに絞りましょう。それは、お客様ひとりひとりに向けた一言メッセージでもよいかもしれません。
一言メッセージが入れられる年賀状デザイン
⇒「お客様への年賀状」には一言コメント欄付きテンプレートが多数あります
挿絵や切手にも工夫をするといいですね。特別な切手が使われているのが喜ばれる場合もあります。
文字を書くことも苦手と感じている方も多いでしょう。でも決して美しい文字で書く必要はありません。美しい字にこしたことはありませんが、「読みやすい文字」であれば良いのです。
パソコンで印刷した文字では温かみがありませんし、多くの人に同じものを送っている印象を与えてしまいます。多少不格好でも心を込めて書いた文字であれば、人間味があり温かさを感じてもらえます。
ここで、「読みやすい文字」を書くための、4つのポイントをお教えします。
小さな字は読みにくく、読もうという意欲もそがれてしまいます。特にお年を召した方に送る場合は気を付けてください。また小さな文字は自信がない印象も与えてしまう可能性もありますので、堂々とした文字を書くよう心がけましょう。
細いペンよりも太いペンのほうが見栄えします。ただし、太すぎると文字が潰れて読みにくくなってしまいますので、文字の大きさとのバランスを見て決めましょう。
あまり変化を出し過ぎてもいけませんが、漢字を少し大きめに書いて、ひらがなと大きさを変えるのは、文章を見やすくする上で大きなポイントとなります。
文節を意識して書くと読みやすい文章が書けます。詰まり過ぎたり、逆に間延びした文章はとても読みにくいですよね。
そうは言ってもやっぱり手書きには自信がないという方は、使用するフォントを工夫してもよいですね。
⇒「年賀状無料フォント・年賀状おすすめフォント」(手書き風フォントのご紹介もあります。)
年賀状はとても大切な機会ですが、他からも多数送られますし、それだけで終わってしまってはインパクトに欠けてしまいます。年に一度の年賀状だけにとどまらず、“お客様のことを大切に思っていますよ”ということを伝えるためにも、定期的に送ることが重要なポイントとなるでしょう。
内容も大事ですが、まず“ハガキを送る”ということに意味があります。極端に言えば挨拶文などセールス内容が多少薄くても構いません。お客様にあなたを覚えてもらうということが大切なのです。
こんな時代だからこそ、お客様の心をつかむのはハガキなのです。しかも年賀状は1年でもっとも多くの人がハガキを目にする機会です。このチャンスを逃すことなく、お客様と良い関係を結んでセールスに繋げていきましょう。
お客様の心を鷲掴みにするポイントをしっかり押さえて、やり手の営業マンに変身しましょう!
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