婚約者の親にどんな年賀状を送ればいいの?書き方と文例

婚約者の親にどんな年賀状を送ればいいの?書き方と文例

まずはご婚約おめでとうございます。2人にとって、ハッピーなこの時期。
新しい関係が増える時期でもありますよね。相手のお父様・お母様と良い関係になれるかギクシャクするか、最初が大事なポイントです。

そんな時に年末…もうすぐ年が明ける…。考えなくてはならないことがありますよね。そう!年賀状です。何を書けばいいのか、自分の字で大丈夫か、考えれば考えるほど、ペンを持つのも億劫になってきてしまいます。

でも、婚約者の親と良好な関係を作るための大切なツールが“年賀状”なのです。
今回は婚約者の親に対してどんな年賀状を送るべきなのかをご紹介いたしましょう。参考にしてくださいね。


婚約者の親に年賀状は送るべき?

婚約者の親に年賀状は送るべき?

婚約期間中というのは、大好きな人ともうすぐ家族になれる幸せいっぱいな時期です。どんなこともキラキラして見えるものです。でも、もしかしたら、先のことをあれこれ考えてしまって、なんとなくブルーな気分になっている人もいるかもしれません。

でも、まず意識しなければならないのは、結婚は2人のものだけではないということ。新しい家族ができ、様々な関係が生まれるということです。結婚したらまず、どんな関係を大切にすべきだと思いますか?

やはり、義理の親となる相手のご両親ですよね。自分が好きになった相手を育てた親御さんですから、誰しも良い関係を築きたいと思うのではないでしょうか?

そこで、年賀状です!婚約期間中に年末年始が重なったというのをポジティブにとらえましょう。子供の結婚が決まって、相手の親御さんもあなたがどんな人なのかとても気になっているはずです。常識的かつ心のこもった年賀状をもらったら、安心して大事な我が子を任せられると思うのではないでしょうか? もしそんなふうに思ってもらえたら、今後の関係性にきっと良い影響を与えることでしょう。最初の印象は本当に大事ですので、重い気持ちを奮い立たせて頑張ってください!


■婚約者の親に年賀状を送る時の8つの注意点

婚約者の親に年賀状を送る時の注意点は?

さて、年賀状を送るべきと言われても、悩むことはたくさんありますよね。どんな文章にしたらいいの?印刷では失礼?宛名や差出人は誰にしたらいいの?文字はきれいな方がいいのは分かるけど字には自信がないし手書きするのは不安…。

少し考えただけでも疑問や心配ごとがどんどん出てきて、書こうという気持ちが遠のいてしまいますよね。でも、これから挙げる8つの注意点を押さえておけば、重い筆も少しは軽くなるかもしれません。


1.元旦に届くように早めの行動をしよう

もちろん誰に送るとしても元旦に届くのが理想です。でも相手の家族というのは、これから長い付き合いになる人たちですから、特に気を付ける必要があるでしょう。

両家の家が近ければ、年末近くに出してしまっても元旦に届く可能性は高いですが、両家の家が遠いと届くまでに時間がかかってしまいます。毎年郵便局が「○日までに投函してください」と提示しているので、その日までに投函するようにしましょう。

書くことが億劫になって後回しにしてしまいがちですが、ここは早めに片づけてしまいましょう!早く出してしまった方が、悩む時間も少なくて済みますよ(笑)

2.「すべてパソコンの文字」はNG

自分の文字に自信があれば宛先、あいさつ文などすべて手書きしたいところですが、自信のある方は少ないでしょう。むしろ極力手書きは避けたいという方がほとんどだと思います。そんな場合は、すべて手書きでなくてもよいのです。住所などは印刷した方がバランスもよくキレイでしょう。この場合、縦書きで筆文字フォントを使うと落ち着いた印象を与えます。

また、あいさつ文についても無理してすべてを手書きにする必要はありません。定型文を印刷したあと、空白部分に手書きでオリジナルの一言を添えましょう。手書きの部分があるだけで、印象は大きく違いますよ。あなたの個性が出て、親近感を持ってもらえるはずです。

3.文字は丁寧に書こう

文字を書くのが苦手だからと自信のなさから嫌々書く方がいますが、それは読み手に伝わってしまいます。気持ちをペンに乗せて、丁寧に書くようにしましょう。心を込めて書けば、きっと気持ちが伝わるでしょう。

きれいな字が書けないと悩んでいる方は、横線・縦線が並ぶときの間隔を統一にすること、文字の縦の中心がどこかを考えること、止め・ハネ・払いを意識して緩急をつけること、この3点を気を付けてみましょう。ちょっと意識するだけでもグッと美しい文字になります。

4.バランスを考えて書こう

文字を見栄え良く書くにはバランスがとても大事です。文字の1つ1つが離れすぎていると、とても読みにくく間延びした印象を受けてしまいます。文章を書くときは、文節でまとめて書くようにするといいでしょう。

また、漢字とひらがなの文字の大きさも少し変化をつけるとより読みやすくなります。
“漢字は大きく、ひらがなは小さく”です。

ただし、あまりにも文字をくっつけすぎたり、大きさの変化をつけ過ぎたりするとかえってアンバランスになってしまいます。あくまでも“さりげなく”です。

また、前後の文字と中心線をそろえるだけでも全体的に整った印象になりますよ。

5.長い文章にならないようにしよう

丁寧なごあいさつをと思うあまり、長文になりすぎるのもごちゃごちゃした印象を与えてしまって良くありません。短く端的に書くよう心掛けましょう。

6.良い関係が築けるようなコメントを考えよう

文面は最も見られるところでしょう。将来のことに少し触れて、「よろしくお願いします」という気持ちをあいさつ文に乗せましょう。心がこもった文章であれば、その気持ちは相手に必ず伝わりますよ。

7.宛名、差出人の名前は婚約者と話しておこう

婚約者の両親が健在で一緒に暮らしている場合、宛名はお父様、お母様の連名にしましょう。お父様だけの名前で出すことを推奨している方もいらっしゃるかもしれませんが、自分の名前の書かれていない年賀状を受け取ったお母様は寂しい気持ちになるのではないでしょうか。差出人の名前は自分の名前のみで構いません。

ただ、地域や家によっては、結婚は両家の付き合いと考える場合もあり、そうなると対応は少し変わってくるでしょう。自分の親の名前を入れる、もしくは自分の親にも相手の親に年賀状を書いてもらう必要があるかもしれません。地方に多い考え方かもしれませんが、そのような考えがいまだにあるのは事実です。婚約者としっかり話し合い、間違えないようにしておきましょう。こういった話をうやむやにせずにきちんとすることは、今後、家庭を築いていくうえで非常に大事になってきます。

8.喪中かどうかの確認は欠かさずに!!

お付き合いの長さにもよりますが、相手の家が喪中かどうかというのは意外と見落としてしまうところです。喪中の家庭に年賀状を送るという事態は避けなければなりません。
ましてや婚約者の両親に宛てるものですから、なおさらです。

必ず婚約者に確認してもらい、もしも喪中であれば年明けに寒中見舞いを出しましょう。寒中見舞いは年賀状と違い、元旦に届くのはNGです。松の内(1/1〜1/7)が開けてから立春までに届くように投函しましょう。

一般的な年賀状の決まりごとについては、「年賀状を送る際の書き方・マナー」でも解説していますので、合わせてご参照ください。

■こんな風に書けば好印象!!文例集でマスターしよう

こんな風に書けば好印象!!文例集でマスターしよう

文章の構成とは?

まずは文章の構成を確認しておきましょう。

1.昨年度の挨拶
2.婚約者とのちょっとしたエピソードや結婚に向けての抱負
3.今年度の挨拶

この3つを入れると、読みやすく伝わりやすい文章となるでしょう。

文例集でマスターしよう!!

以下、例文をいくつかご紹介します。

・昨年は大変お世話になりありがとうございました
 いよいよ今春には入籍いたします
 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます

・あけましておめでとうございます
 春にはいよいよ挙式です
 何かとご相談させていただくことも多くなると思いますがどうぞよろしくお願いいたします

・昨年はお世話になりありがとうございました
 今年は結婚式もあり何かとお世話になるかと思いますが何卒よろしくお願いいたします

・新年おめでとうございます
 皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか
 春には挙式も控えており何かとご相談させていただくことと存じます
 今後ともどうぞよろしくお願いいたします

このままの文面では、あなたには当てはまらない部分もあるかと思います。挙式に時期によっても言葉は少しずつ変わってくるでしょう。自分の言葉に変えたり、婚約者との楽しいエピソードや相手の親御さんに初めて会ったときのことなどを付け加えたりすると、より気持ちが伝わるでしょう。

■おすすめの年賀状デザイン

婚約者の親御さんに送る年賀状のデザインとして、しっとりした大人の印象を与えるフォーマル年賀状をおすすめします。多数取り揃えておりますので是非ご覧ください。

初日の出と金の雲、松竹梅、そして龍 シンプルな墨絵の辰 鮮やかカラーのタツノオトシゴ 篆書の「辰」とスクエア-

■まとめ

末永くよろしくお願いします

婚約者の両親に会うだけでも緊張するのに、文章を見られるなんて…と感じている方はきっとたくさんいらっしゃるでしょう。

でも、年賀状は良い関係を作るうえで、とても重要なものです。避けて通ることはできません。難しいことと考えずに、「これから末永くよろしくお願いします」という気持ちが届くよう、思いを込めて新年の挨拶をしましょう。

8つの注意点を参考に、自分らしく書いてみてくださいね。

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