年賀状に添える一言メッセージの文例では「今年の抱負」や「近況報告」をよく見かけます。これらは確かに定番のメッセージですが、ちょっと物足りない・つまらないと思ったことはありませんか?
「近況報告」ではなぜ物足りないかと言うと、報告や抱負というのは、書いている自分が発信する、あくまで自分が中心のメッセージだからです。
忙しい年末にせっかく書く年賀状。自分のことだけではなく、相手のことを「想っているよ」という気持ちが伝わるメッセージを書きたいと思う人は多いはず。
それに効果的なのは、「贈る相手」をネタにした一言を書き添えることです。
今回はよくある年賀状の一言文例集ではなく、友達・親戚・上司・同僚など、誰に伝えても、もらって嬉しくなる、そんな気持ちを伝えるメッセージを厳選しました。
わかりやすく親愛の情を示した言葉を贈られると、相手は素直に嬉しくなります。また、質問を最初に投げかけられると、相手を頭の中でイメージするので、印象度もアップします。
友達への年賀状の一言におすすめの「年賀状の文例 -友人に -」もご参考に。
<文例>
・この前は会えてうれしかった。実はすごく感謝してるよ。
・いつも私たち家族を気にかけてくれてありがとう。その気持ちがなにより嬉しいよ!
・近況聞くといつも元気もらえる。ありがとう!次の朗報がガゼン楽しみ!
・こないだ誘ってくれてありがとう!嬉しかったよ。今年も会おうね。
普段なかなか言えない感謝の気持ちを伝えましょう。「実は」「本当は」「言えてなかったけど」といった言葉を加えると、より感謝の気持ちが深く感じられ、年賀状をもらった相手はとても温かい気持ちになります。
お父さんやお母さん、お世話になった先生への感謝の気持ちを伝えるなら、「年賀状の文例 - 両親・親類に -」「年賀状の文例 - 恩師へ、生徒から先生へ -」を参考にしてみてください。
<文例>
・引っ越したらしいですね!新居はどうですか?
・結婚おめでとう!超幸せな生活満喫してますかー?
・最近の活躍、あちこちで聞いてます!すごいです!
・試験受かったんだね!すごい!やっぱり○○は私の自慢の友人だよ〜
・クルマ買ったんだって?桜が咲くころドライブ行こう!
相手の近況に触れることで、相手は自分のことに興味を持ってもらえていると感じます。
最近ではSNSなどで、本人はもちろん、知り合いを通じても情報が入ってきやすいですよね。
数回の付き合いしかない知人やあまり仕事を一緒にしないビジネスパートナーの方に対しても、相手の近況のことについて触れた言葉を書き添えると、「知ってもらえてたんだ」と嬉しくなるはずです。
<文例>
・今年は30歳ですね!ぜひ、お祝いさせてくださいね。
・私たち高校卒業して10年だよ!今年は卒業10年祝いしようね!
・今年はオープン5周年ですね!おめでとうございます。
・今年は上の子の成人式ですよね。おめでとうございます。ぜひ写真見せてくださいね。
今年中に訪れるであろう相手の記念事を、年賀状で先取りして触れると、相手は「覚えていてくれたんだ」と、とても嬉しい気持ちになります。もしかしたら、自分でも忘れている記念のネタをあなたが伝えることになるかもしれません。
記念事に触れた年賀状の添え書きは、相手のことを想っていることを伝えるのに大変効果的です。
<文例>
・久しぶりに会いたいよー!またみんなで集まろう!
・今年は夏フェス一緒に行こう!
・ご飯でもどう?返信はLINEでね。
・先輩、またおいしいメシ連れて行ってください!
相手を誘うという行為は、将来も一緒に関係を続けていきたいという意思が相手に伝わり、相手にとっても、今後のコミュニケーションを取るキッカケになります。
まださほど親しくなっていない相手との距離を詰めたい時にもおすすめです。
<文例>
・今年もお互いファイトです!何かあったら一番の味方がここにいますから!
・ピンチの時はいつでも声かけてね!相談にのるから!もちろん元気な時も!
・どんな時もサポートするから、思いきり頑張って!
・資格試験の勉強はじめたって聞いたよ。○○ならできるって信じてる!
励ましの言葉をもらうと、相手は安心感を覚え、心が晴れやかになります。ポイントは、ネガティブをフォローするのではなく、ポジティブに背中を押すという印象になるメッセージにすることです。
友人や同僚を励ましたい時の文例をピックアップしました。
<文例>
・ツイッターいつも楽しみにしてるー。今年もいろんな姿スマホから見てるねー
・実はフェイスブックで元気もらってる!今年も輝いてるとこたくさんアップしてね!
・インスタで可愛い子供ちゃんの姿に癒されてるよ!今年も素敵なパパママを応援してます!
・今年も面白すぎるつぶやきでバズってね!期待してる
SNSをネタに、年賀状の一言メッセージを書くのも良いでしょう。もらった相手は、普段から見てくれているんだという自己肯定感を得ることができます。特に普段SNSにコメントをせずに、いいね!だけを押している相手であれば、あなたの声を知ることができ、相手はますます喜びますよ。
<文例>
・また仕事で一緒に一旗上げましょう!
・今年の進化も見逃しませんよ!
・毎年期待値がすごい!今年はどんな姿を見せてくれるか楽しみだ
・今年は○○さんらしさ100倍掛けでガンガン行っちゃいましょう!
近年、爆発的な人気の松岡修造さん。彼のような熱すぎるくらいのガツンとした一言を、今の時代には必要としている人が多いのかもしれません。
普段から相手の目標や大事にしているものを共有していれば、熱い一言は、より相手に響くはずです。普段のイメージがおとなしい人も、年賀状でキャラクターを一新して、熱血キャラで言葉添えしてみてもいいかもしれません。
<文例>
・いつもステキな旦那さんといられて羨ましい!今年もお幸せにね!
・夢のマイホームいいなー。私は夢のまた夢だ〜。今度遊びに行っていい?
・羨ましいなんて思ってない…いや、思ってる!今年もよろしくね!
・飼ってる猫の○○ちゃん、かわいすぎない!?こんど私にもだっこさせて!
SNSの投稿内容など、ささいなことで炎上が起こってしまう不安を誰もが抱えているこの時代。だからこそ、一対一の関係の年賀状での本気で羨むメッセージには、相手も安心感を覚え、自己肯定感をもって受け取ってくれます。あなたのイメージもアップします。
<文例>
・ご無沙汰しております。抜群トーク力は健在ですか?またお会いする時のお話が楽しみです。
・○○先輩いつもお洒落ですよね!今度、大人のファション教えてください。
・○○さんの笑顔に癒されてた日々が懐かしい。その素敵な笑顔で今年もみんなを幸せにしてね。
疎遠になった方、あまり親交のない方に年賀状を送る際は、ありきたりな文章になりがちです。そんなときは、相手に以前に感じた魅力や個性を思い出すと、印象的なメッセージを作ることができます。
年賀状で避けたい表現に「忌み言葉」というものがあります。例えば、「去(る)」「失(う)」「滅(びる)」「絶(える)」「暗(い)」「病(む)」「痛(み)」といった表現です。
そう考えると、「去年」「失うものはない」「滅多に会わないけど」「明暗」「職業病」「絶好調」「痛いほど分かる」などはダメだということですよね。
<最も危ない例文>
・去年は明暗を分けたね!滅多に会わないけれど、想いは痛いほどわかる!
・今年は失うものはない!絶好調で頑張れ!
知らず知らずのうちに、忌み言葉が入っているかもしれません。相手の家族が年賀状を受け取ったり、見ていることもあります。文章はいまいちど見直して、なるべくポジティブな表現だけを心がけるようにしましょう。
「年賀状を送る際のマナー」も是非参考にしてください。
以上、好感度抜群!【年賀状一言】添え書き10選をご紹介しました。
年賀状を送る相手の性格や関係性によって例文の言い回しを変えるなどして、有効活用していただければと思います。
よくある年賀状の一言メッセージ・添え書きとは違い、かなり砕けた例文が多いと感じられたかもしれません。ですが、年賀状の文化は多様化してきています。慣習通りの表現も大事ですが、それよりももっと重要なのは、相手へ想いが伝わることです。礼儀はおさえたうえで、相手の心が明るくなるような表現を目指して、年賀状作りを楽しんでみてください。
友人へ・親戚へ・同僚への「年賀状文例 一言コメント」も参考にしてください。
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