来る2018年は戌年。
犬を飼っている皆さんの中には「ついにこの年がやって来た!」と思っている人も少なくないのではないだろうか。
戌年なのだから、年賀状の干支は我が家のワンコ…これ以上にふさわしいものがあるだろうか、と。
2018年年賀状デザインの主役は「我が家の犬」。写真を撮って、写真フレームデザインを使って仕上げるのもよし、あるいは「写真派年賀状」で、犬の写真をベースにスタンプで飾り付けて仕上げるのもよし。
きっと全国の愛犬家の何割かはマイ・ラブリー・ワンコの写真入り年賀状を送るに違いない。
しかし、せっかくだから何かもうひとひねりできないものか…と考えてみる。そうだ、戌年と言えば“肉球”。愛犬のリアル肉球でスタンプを押した年賀状を作ったらかわいいじゃないか!!と思い至り、「我が家の犬の肉球ハンコ入り年賀状作り」にチャレンジすることになった。
けっこう苦労することになるとは知らずに…。
このミッションは、社内で犬を飼っている2名のメンバーとその犬の協力をあおぎ、実行されることになった。
「我が家のワンコの肉球ハンコ入り年賀状作り」の最大の難関は、肉球の型を取ること、と言っても過言ではない。
おとなしくポンと足型を押してくれるわけもなく。脚をつかもうものならきっと大暴れである。
ヨークシャーテリアの女の子、3歳。
小柄で臆病で甘えん坊。
抱っこされるのは大好きだけど前脚を持たれるのはイヤ。
カメラを怖がってなかなか写真を撮らせてくれないけれど、スマホカメラなら大丈夫。
犬の肉球のスタンプを依頼されたA(お父さん)は、リーダー:お母さんと助手:娘の2名をスタンプ隊に任命、本人は一番楽なレポーターとなり、さっそく作成に取りかかった。
用意したのは画用紙とスタンプ台。ゴム印なんかを押すときに使う、よくあるスタンプ台だ。
いつもは猫のようになついてくる犬も、今日は雰囲気が違うとばかりなかなか近寄ってこない。それをえさの力を借りて近づけむんずとつかむ。「うぅー」の威嚇の声。牙が出ている。
「静かにしなさい!」と、リーダーが犬を抱えたまま右前腕部を持ち、構えていた助手の持つスタンプ台に肉球をスリスリ。
嫌がる犬に、しつけをするように言い聞かせておとなしくさせる。それでも本能的に手足をコントロールされるのは嫌いだから牙をむく。また叱る。
そうやってなんとかスタンプ台のインクをつけて、画用紙にペタッ。
肉球の周りの毛が邪魔してはっきり映らない。
今度は肉球周りの毛を少し整えて、ペタッ!
苦労して取った型がこれ。
ちょっと薄めだが、比較的形のわかりやすいものを使えばなんとかなるだろう。
スタンプのインクは体に悪そうだから、早く拭き取らなければならない。
毛についたインクは雑巾で拭いてもなかなか取れない。仕方がないので風呂場に行って石鹸でごしごし洗う。
何とかきれいにして、足元がびしょびしょのまま風呂から上げて「よく頑張ったネー」「おとーさんのせいだからネ」と言いながら、全身をゴシゴシする。
今回は普通のスタンプ台を使ってしまったが、赤ちゃんの手形を取るときに使うようなものが洗いやすくていいかもしれない。
その後、犬は何事もなかったかのように歩いている。
しかしこの体験を忘れたわけではないだろう。やり直しなどということになったらもっと牙をむいて暴れるに違いない。
シーズーとイタリアングレーハウンドの、ちょっとレアなミックス犬。男の子、9歳。
一緒に遊ぼうと誘ってくるわりに、一度パスをもらうとボールを独り占め、二度とパスを返してくれないぽんた君、の図。
ケース1では半ば無理強いしてしまったが、もっと自然に型が取れる方法はないだろうか。
ということで、もう一人のメンバーBは、まったく別の方法で試すことにした。
どういう方法かというと、犬を風呂場に入れ、肉球に絵具で色を塗ってから紙の上を歩かせる、というものである。
この方法の注意点は、家を汚さないように注意することだ。絵具はもちろん水性のものを使う。
まず、脱衣場に新聞を敷き詰める。その上に白い紙を置く。
他の部屋に出ていかないよう、戸締りチェック。
そうして犬を風呂場に入れ、肉球の部分に絵具を塗ると、紙の上に放った。
そうやって取った画像がこれ。
きれいな形になっているものは少ないが、数を打てばあたるものだ。
そうこうしているうちに次第に慣れてきたのか、前脚でポンッと足形を押してくれるようになった。
この方法のほうがより精度は高い。
犬が直接年賀状にポンポン肉球ハンコを押す・・・なんてことはできるはずもないので、取った型を画像データにし、それを年賀状デザインの上に載せて完成させることにした。
問題は、余白の透過である。
背景が白いままだと、肉球を重ねたときに白い枠が付いてしまう。
その問題を解決するために、写真の背景を透過するスマホアプリを利用することにした。
iPhone、Androidスマホそれぞれに背景を透過するアプリが無料で提供されている。
さっそく肉球の型をiPhoneで写真に撮り、『背景透過』(Magichour Corporation)というアプリを使って処理してみる。
「背景透過」機能を使い、切り抜きたいものを囲んで「OK」でエリアを指定し、あとは画面上で切り抜きたい部分(肉球の周囲の余白)をタップしていくと、自動的に余白が透過される。
毛が写った部分などが残ってしまうので、これを消しゴム機能できれいにする。
拡大表示して、指でなぞれば消しゴムのように消すことができる。
こんな感じで肉球画像が完成した。
肉球画像ができあがればあともう少しだ。
年賀状に使うのは、愛犬の写真と肉球。主役は彼らだから、デザインはシンプルでいい。
そこで、シンプルなデザインの「写真フレーム年賀状」と、写真をベースに、賀詞や飾りを載せていって完成させる「写真派年賀状」を使って作成することにした。
「写真フレーム年賀状」テンプレートを使えば、デザインを考える必要はない。
使用するテンプレートが決まったら、[編集を始める]ボタンを押せば編集画面が立ち上がる(※編集したデザインをそのまま印刷注文する場合は「印刷注文」タブ、手元のプリンタで印刷する場合は「自分で印刷」タブから操作)。
所定の位置に写真を入れ、添え書きや住所スペースに文章や住所を入力すれば基本部分は完成。あとは[画像挿入]機能で肉球画像を挿入し、[スタンプ]機能で飾りをつける。これで可愛い我が子(犬)の写真と肉球の入った年賀状のできあがりだ!
「写真派年賀状」は、写真をベースにして、あとは好きな場所に賀詞や添え書き、飾りを入れて完成させる方式で、自由奔放にデザインしたい人にはこちらがオススメだ。
写真の配置を選んだら[このレイアウトで作る]ボタンを押す。
所定の位置に写真を入れたら、あとは[スタンプ]機能で、賀詞や飾りをポンポン入れていく。大きさや位置の調整も自由自在だ。
肉球などオリジナルの画像を入れる場合は[画像挿入]ボタンから。また、添え書きや一言コメントなどは[文書]ボタンから挿入できる。書体や文字色、サイズなども調整可能。
かくしてそれぞれの年賀状は完成した。
肉球の部分に手作り感が出てなかなかよいではないか\(^O^)/(←自己満足)
苦労した分、喜びもひとしおだ。
全国の犬を飼っている皆さんも、マイ・ラブリー・ワンコの肉球入り年賀状作りにチャレンジしてみてはいかがだろうか?
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