最近では、スマホを使っていつでも、どこでも写真が撮れるようになったためか、写真入りの年賀状を送る人が増えています。
写真を飾る華やかな写真フレーム付きの年賀状テンプレートもたくさんありますが、もう少しシンプルに仕上げたいという方のために、「写真を使った年賀状を超高速でハイクオリティに見せるデザイン術」をご紹介していきます。
※写真入り年賀状の編集には、無料で使えるWebアプリ「写真派年賀状」をご利用ください。
デザインと聞くと、「色やイラストを多彩に使い作りこむ」ことをイメージするかもしれません。しかし、良いデザインに重要なのは、「大きさ」と「配置」です。
つまり、写真と文字の「大きさ」と「配置」を変えるだけで、簡単に良質なデザインに仕上げることが可能なのです。
それでは、デザイン見本を10点ご紹介していきます。
青空が下地になり、白い文字を乗せることで、全体が爽やかな印象になっています。
たとえば、自撮り棒を使って上部に空が入るように撮ると、年賀状としてデザインしやすい写真ができあがります。
仕上がりイメージを頭に描いて写真を撮れば、文字を加えるだけで、あっという間に年賀状が完成します。さらに、「卯」の文字をワンポイントに添えることで、年賀状らしさが演出できます。
年賀状全体の基調となる写真の上に、横並びに4つの写真を加えています。
壁を背景にすることで、写真の中に多くの余白を残すことができます。その余白に写真を重ねたり、メッセージをのせれば、年賀状の完成です。
写真を最大限に引き立てる年賀状を作りたい場合は、情報を少なくしたり、文字を小さくするのがポイント。こうすることで、オシャレ感のあるデザインに仕上がります。
主張しすぎないワンポイントの入れ方のテクニックとして、たとえば背景と同色の「卯」の文字を背景よりも濃い色にして透かすと、刻印のように映ります。
Photoshopなどの写真加工ソフトでは、四角形など図形を透かす時に、「乗算」という半透明モードを使います。「乗算」とは、色を重ねることで暗くすることです(「写真派年賀状」では透明度を調整)。
この見本のように、写真の上に文字をのせるための下地を設ける場合、完全に不透明にしてしまうと窮屈になってしまいますが、少し背景の写真を透けて見えるようにすると、圧迫感が軽減されます。
見本では、縦と横、両方に半透明の青色の帯を作って交差させていますが、このスペースに、白抜きのメッセージや添え書きをたっぷり入れることができます。
上の見本は、写真の上にオレンジの四角形を作って、半透明にし、その上から「HAPPY NEW YEAR」の文字を添えています。たったこれだけ。オシャレなポストカードのようなデザインに仕上がります。
オシャレで目を引くデザインにするポイントは、普段目にしない「特別な形」を作ることです。
私たちは縦横比4:3や16:9の写真をよく目にしますが、パノラマのような写真はあまり見かけませんよね。これを利用します。
はがきの上と下に、横幅一杯にパノラマサイズの写真を収め、真ん中に白帯を加えることで、2枚の写真をまとまりよく配置することができます。
写真に白いブロック(四角形)を入れて、少し透かして、その上に文字を入れただけのデザインです。文字が多くなれば、ブロックを大きくすればよいので、添え書きのようなコメントを自由に入れることができます。
顔の近くのコメントのブロックを吹き出しにすると、語っているように見せることができます。
写真全体を黒の半透明で覆い、白抜きの文字をのせると、簡単にスタイリッシュな写真年賀状に仕上がります。
写真をそこまで強くアピールしたくない人や、良い写真がない場合は、こうしたデザインはかなり使えます。はがき全体に黒の半透明がかかっているため、好きな場所に白抜き文字を入れることができます。メッセージや添え書きをふんだんに書きたい方にもおすすめです。
はがきいっぱいに複数の写真を余白なく収めて、真ん中に白い帯をのせ、賀詞や添え書きを入れただけのデザインです。
いろいろな場所で撮った写真を載せるのも楽しいですが、同じ場所で撮った写真を集めると統一感が出て、デザインとしてはまとまりやすくなります。写真で主張が強い色を帯の上にのせる文字色にすることで、統一感のある年賀状デザインに仕上がります。
人物を端に寄せ、壁のスペースを大きくとって撮影します。
余白に賀詞や添え書きなどが書き込めますが、この時、文字色を壁と同系色で、色を濃いものにすることで、オシャレなデザインになります。さらに、「HAPPY NEW YEAR」など、年賀状のキャッチコピーとなる賀詞を大きく、添え書きを小さめにすると、デザインにメリハリがある年賀状に仕上がります。
以上、「素敵な写真入り年賀状を作るテクニック−デザイン見本10選」をご紹介してきました。あれこれ手を入れなくても、写真や文字の配置や色使いで見栄えのよいデザインが作れることがおわかりいただけたかと思います。
高機能になったデジタルカメラやスマホカメラで誰もがよい写真を撮れる時代になっていますから、写真を活かしたデザインのコツを覚えておくと、年賀状だけでなく、挨拶状や資料などを作る時にも役に立ちます。
これらのテクニックは、年賀状プリント決定版で提供している、写真入り年賀状を作るためのWebアプリ「写真派年賀状」でデザインを編集する際にも使えます。
「写真派年賀状」では、写真の上に帯をのせたり(「文書」枠の利用)、帯の色を半透明にしたり、様々なフォントが使えます。パソコンはもちろん、スマホでも使えますので、2023年の年賀状作成にはぜひ「写真派年賀状」をご利用ください。
写真を使ったおしゃれな年賀状を作ろうとしたけれど、どうしても難しい…という方は、イラストだけでもおしゃれな年賀状もありますので、ぜひご覧ください。
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