特別企画：ひと味違った変わり年賀状「立体切り絵年賀状」

年賀状を制作いただける作家さんを探していた時のこと。切り絵作家玄佑さんのWebサイトを偶然見つけ、作品を初めて目にしました。

幻想的な光の中に浮かび上がるオブジェ。それは繊細にカッティングされた切り絵アート。

気が付くと時間を忘れて作品の数々に見入ってしまいました。

この作家さんに年賀状を創っていただいたらどんなに素敵だろうか、どうしてもこの方に年賀状デザインを手掛けていただきたい！！さっそく連絡を取り、年賀状用に使用できる作品の制作をお願いしてみました。

まもなく玄佑さんからお返事がありました。

「自分の活動は、あくまで趣味の範囲であって制作は受けていない。」という事でした。ふと誰かの目に留まって、ご自身の作品を気に入ってもらえること。そこに悦びを感じておられるそうです。

ですがこちらも諦めきれません（＞＜）。玄佑さんの作品に出会った時のあの感動を、ぜひとも「年賀状プリント決定版」のユーザーの皆さんにもお伝えしたい。

お願いを重ねたところ、熱意が通じまして特別に７点の作品をお借りできる事になりました！！

玄佑さんの切り絵アート写真を使った「立体切り絵年賀状」テンプレート

作家さんのご厚意により、今回お借りした作品を年賀状テンプレートとして皆様にご提供できることになりました。

名付けて「立体切り絵年賀状」。

わかりますか？写真の部分をよく見てみると、折り紙、切り絵を立体的に組み合わせたアート作品になっています。どれも細工が細かくて美しいですよね。

まずは年賀状テンプレートをダウンロードして、じっくり眺めてみてください。

会員登録不要、完全無料でのご提供です（※Webアプリのみ無料会員登録が必要です）。

ダウンロードサービスは終了しました。

【新作】風を受けて進む宝船のテンプレート

嬉しいことに玄佑さんは「年賀状プリント決定版」のために新作を創ってくださいました！お忙しい日々にもかかわらず、感動です！

帆いっぱいに風を受けて進む宝船、小槌に米俵に鯛に松竹梅。お目出たいお宝があふれんばかりに乗っています。

朝日を受けてきらめく水面。お正月らしい縁起の良い年賀状デザインとなりました。

【新作】７色に輝く鳳凰のテンプレート

こちらも「年賀状プリント決定版」のためのオリジナル、新作です！

鳳凰のデザインが到着しました！見てください羽１枚１枚を貼り重ねたこの細やかさ。全体的に柔らかなパステルカラーでまとめられていて、見る側に優しい印象を与えてくれます。

鳳凰は雄雌同体とされることから夫婦の和合や、また、調和された平和な世の中を表す縁起の良いモチーフとして用いられます。

金色の折り鶴、市松の桜の河に浮かぶ

こちらは、玄佑さんのサイトにて公開中の作品を使わせていただいたデザインです。

格子状の市松模様の上に桜の河が敷かれ、その上を金色の折り鶴が浮かんでいます。この折り鶴はよく見ると金と赤の２枚の折り紙で作成されていて、金色の折り紙にとても繊細な模様が刻まれているのです。⇒拡大写真を見る

新年の訪れを一緒に喜びたい。大切な人に送りたい大人向けのテンプレートです。

あでやかな傘の華が咲く年賀状

朱色、だいだい色。明るい暖色の傘の華が咲きました。明るく晴れやかな気持ちにさせてくれます。格子戸の黒が全体をグっと引き締めています。

賀詞を「Happy New Year」と入れてみました。お洒落なカジュアル使いにも、フォーマルに使いにもどうぞ。

鎮座する祝鶴　おめでたい年賀状

ちょこんと鎮座する折り鶴。背景には紅白の菱紙と松竹梅や羽子板などのお正月らしい切り絵のアイテムがつるされています。

ベースのカラーは赤。白、金、銀を差し色に。おめでたい雰囲気が伝わります。気持ちを新たに、かしこまった年始のご挨拶にいかがでしょうか。

背中合わせ2羽の折り鶴立体切り絵年賀状

２羽の赤い折り鶴が、背中合わせに６面体の上に乗っています。よく見ると、折り鶴も６面体も細かな切り絵の細工が施されており、いったいどうやって作るのか見れば見るほどに不思議です。

スポットライトを浴びて、その影がくっきりと浮かび上がります。

「鶴は千年」と言い長寿の象徴です。また、鶴のつがいは一生を仲良く添い遂げることから「夫婦鶴」の言葉もあります。離れて暮らす、おじいちゃんとおばあちゃんに年賀状を送ってみてはいかがでしょうか。

飾り細工の羽が綺麗な折り鶴の写真フレーム

ピンクの折り鶴が1体、存在感大きく映っています。つばさの細工が桜模様にカッティングされ、ビーズやスパンコールがあしらってあります。美しいです。

可愛らしいピンクのイメージを、結婚報告用に利用できる写真フレームに仕上げてみました。写真を入れる窓も大きく開いています。ぜひご利用ください。

切り絵作家玄佑さんのご紹介

紙細工と光が織りなすアート「立体切り絵」の世界にいざなう

写真：玄佑さんのWebサイトより

紺色の空間に浮かび上がる多面体の立体物。

水色、青、うす紫・・・。様々な形をした多面体は、よくよく見ると幾何学模様や花などの切り絵細工が施され、光に照らされて幻想的な世界を創り出す。

見る者を惹きつけるその作品は計算された空間のアート。

趣味ではじめた立体切り絵アート、わずか数十センチ四方の世界

玄佑さんの作品の一部

玄佑さんは、普段はお仕事の傍ら趣味で模型作成、切り絵、写真撮影をなさっています。

お休みの日や夜の時間を使ってコツコツと造形の制作を続けておられます。それらを写真に写して作品は完成します。

モチーフの組み合わせを変えてみたり、小物を散らしたり、背景を変えて、角度を変えて。いく通りものパターンができ、その時々で違った雰囲気や表情が現れるそうで、過程を楽しみながら撮影されているそうです。

１つ１つの立体切り絵は手のひらサイズ。

コンパクトに折りたためるモノもあるそうで、いつも部屋の片隅やデスクの上で撮影するそう。収納もそんなに場所を取らないのだとか。

定規やカッターナイフと比較してこのサイズ感です。もみじやレースの細かさには本当に脱帽ですね。

３つめの作品「金色の折り鶴、市松の桜の河に浮かぶ」の折り鶴です。CGのように見えたかもしれませんが、こんな繊細な立体作品なんです。

１点１点心を込めて唯一無二の作品の数々

2014年に玄佑さん私設のWebサイトをオープンしてわずか2年ほど。Webサイト上には、ざっと数えただけでも100点ほどの作品が公開されています。

１点１点心を込めて。

切り絵細工の細やかさ、モチーフの組み合わせに、照明や小物の配置に考え抜かれたレイアウト、たくさんの時間が１枚の写真に収められています。

唯一無二の立体切り絵アート作品の数々です。

写真の中に時間の蓄積を感じます

活動はまだまだこれから、尽きないイマジネーション

2年で100点あまりの作品を生み出した玄佑さんですが、頭の中にはまだまだ創りたいモノ、アイデアがあふれていて、ノートにびっしり書き溜めているそうですよ。時間がいくらあっても足りない感じでしょうか。

尽きることのないイマジネーションと、隙間時間でこれだけのものを創りあげる情熱には感動すら覚えます。

これからどんな作品を拝見できるでしょうか。楽しみに待ちたいと思います。