年賀状の一言コメント!お客様の心を動かすメッセージとは?

2018/12/6 更新
年賀状の一言コメント!お客様の心を動かすメッセージとは?

ビジネス用の年賀状であっても、印刷された定型文だけではお客様の印象に残りません。何か一言直筆のメッセージを添えることで、親しみと好感度がぐっと増すはずです。しかし、「何を書いたらいいのか思いつかない」「書き方のマナーがわからない」といったことに頭を悩ませて、なかなか筆が進まない人も多いのではないでしょうか。

添え書きのポイントは、相手の心に響くコメントを書くことです。ただし、言葉選びを間違えてしまうと、好印象どころか不快な気持ちにさせてしまう可能性があります。プライベートな付き合いではないことを念頭に置いて、失礼のないように丁寧な言葉を選ぶことが大切です。

ここでは、お客様への年賀状に添えるメッセージの文例を業態別にご紹介します。あなたらしい一言で思いを伝えましょう。


ビジネス年賀状に一言メッセージは必要?

お客様宛年賀状の場合は出す枚数が多いので、業者に印刷を頼んだり、パソコンで一括作成したりするケースが大半でしょう。
しかし、プリントされたものをそのまま送るだけでは、いかにも大量生産された感じがして味気ないものです。お客様のところへ届いたところで、たくさんの年賀状の中に埋もれてしまい、ろくに見てもらえない可能性があります。

たとえ短くてもいいので手書きのメッセージが添えられていると、相手の記憶に残りやすくなります。
年賀状で好印象を与えられたら、その後のビジネスでプラスに働くかもしれません。ライバルにも差をつけるチャンスです。どうせ出すのであれば心を込めた一筆をしたためて、お客様の心に残る年賀状を出しましょう。

年賀状一言メッセージ文例

一言メッセージを書く際の注意点

年賀状に一言メッセージを添える場合、賀詞や挨拶文(添え書き)ほど決まり事を意識する必要はありませんが、注意すべき点がいくつかあります。そのつもりがなくても相手に不快な思いをさせないよう、しっかり押さえておきましょう。

忌み言葉を使わない

年賀状は新年を祝うものですから、不吉なことを連想させる「忌み言葉」を使用するのはタブーです。「別れる」「離れる」「終わる」「失う」などは避けてください。
うっかり使ってしまいがちなのが「去年」というワードです。「去」は別離や死といったネガティブな意味があります。代わりに「昨年」や「旧年」と言い換えましょう。

手書きで書く

年賀状の一言メッセージは自筆で書くことが重要です。短い文章でも構わないので、なるべく手書きで書き添えるようにしましょう。ボールペンよりも毛筆や筆ペン、万年筆などを使うほうが格段に見栄えが良くなります。薄墨色(グレー色)の文字は弔事を連想させてしまうため、避けてください。

プライベートな話題・ネガティブな内容は避ける

お客様に年賀状を出すのは、あくまでも業務の一環です。あなたのビジネスに関係のある内容に留めましょう。お客様との関係性にもよりますが、自分の近況報告やプライベートな話題は控えるのが無難です。
ただし、お客様との会話の中で出た共通の話題があれば、一言書き添えてもいいかもしれません。
また「相変わらず景気は低迷していますが……」「昨年は大病を患いまして……」などのネガティブな話題は、お正月にふさわしくないので避けるべきです。


業態別、一言メッセージの文例

年賀状一言メッセージ文例
年賀状一言メッセージ文例

年賀状のコメントでは、感謝やお礼の言葉とともに、仕事に対する熱意や意気込みをしっかりと伝えましょう。前向きで向上心のある一言を加えることによって、お客様にポジティブな印象を与えることができます。
最後に、今後のお付き合いやお力添えをお願いする文章をさりげなく添えるといいでしょう。なお、印刷された文章とは被らない内容を選んでください。
「○○様」と相手の名前を入れるようにすると、事務的な印象が払拭されて、人間味あふれる一枚になるのでおすすめです。

レストラン、飲食店の場合

  • 本年も皆様にご満足いただける味とサービスを追求してまいります
    ○○様のご来店を心よりお待ち申し上げております
  • いつも美味しそうに召し上がっていただけるので励みになります
    またのお越しを楽しみにお待ちしています

旅館、ペンションの場合

  • 本年も○○様にご満足いただける細やかなサービスに努めてまいりたいと存じます
    またのお越しをスタッフ一同心よりお待ち申し上げております
  • ○○様とご家族の皆様にとって素晴らしい年となりますように
    また北海道にお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ

農産物や加工品の直売業者の場合

  • 旧年中は私どもの商品をご贔屓にしていただき誠にありがとうございます
    今年も美味しい野菜を○○様にお届けできるよう一同精進いたします
  • いつもご愛顧いただきありがとうございます
    まだまだ寒い日が続くのでご自愛ください

ショップの場合

  • これからも○○様に喜んで頂けるような商品をセレクトしてお届けいたします
    お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください
  • 先日の赤いワンピース〇〇様にとってもお似合いでした!
    またお目にかかれるのを楽しみにしています

美容サロンの場合

  • いつもご来店いただきまして誠にありがとうございます
    本年も○○様のキレイのお手伝いができるようスタッフ一同頑張ってまいります
    今後とも変わらぬご愛顧のほど何卒よろしくお願いいたします
  • ○○様のご来店を楽しみにしています
    またおすすめの映画を教えてくださいね

お客様に年賀状を送る際の注意点

元旦に届くようにする

お客様に年賀状を送る際の基本中の基本として、元旦(1月1日)に届けるのが鉄則です。年賀状が届くのが遅いと、仕事もルーズだと思われてしまうので気をつけましょう。遅くとも12月25日までにはポストに投函してください。

営業目的であることを強調しすぎない

年賀状であからさまに営業や宣伝をするのは、あまり好ましいことではありません。お客様には営業目的であることを感じさせない内容にしましょう。
大切なのは売り込むことではなく、あなたの存在を相手に忘れさせないことです。コミュニケーションを深めるツールとして活用してください。

誤字脱字がないかを確認する

誤字脱字があるとマイナスの評価につながりますし、急いで準備したのではないかと勘ぐられることもあります。面倒でも、年賀状を投函する前に内容を必ずチェックしましょう。
間違いがあった場合、修正ペンや修正テープで訂正するのはマナーに反します。新しいものに書き直しましょう。書き損じた分は郵便局にて手数料を払えば、新しい年賀はがきや普通はがき、切手などに交換してもらえます。

まとめ

年賀状はお客様との信頼関係を深める絶好のツールです。印刷された文面にちょっとした一言を書き添えるだけで、あなたの細やかな心遣いが感じられ、好感度がアップします。難しく考えず、相手の顔を思い浮かべながら感謝の気持ちを素直に伝えましょう。

年賀状プリント決定版』では、顧客へのメッセージを入れやすい年賀状を多数ご用意しました。中でも「お客様への年賀状」では、レストラン向け、美容サロン向けなど、業態別にいろいろなデザインを取り揃えています。心のこもった年賀状を送って、お客様にファンになってもらいましょう。


参考文献

『知らないと恥をかく 年賀状マナーブック 上司に「賀正」はNGです!』 (アスキー書籍)

『手紙・はがき・一筆箋の書き方と文例集』(主婦の友社)



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